グラフィックデザインでもWEBデザインでもデザイナーとして仕事をする上で切っても切れないのが「色」です。
配色ひとつでデザインのイメージや広告の印象はガラっと変わってしまうので、センスだけでなく基本的な色の知識はしっかりと学んでおきたいもの。
この記事では世の中にたくさんある「色」に関わる本の中から、特にデザイナーを目指す人や新人デザイナーにオススメの本をピックアップしてご紹介します。
7日間でマスターする配色基礎講座
視覚デザイン研究所のデザインビギナーシリーズの1冊。
初版は2000年と古い書籍ですが、すでに十数刷と何度も重版されているロングセラーの本です。
配色に普遍的な基礎を7日間で学べる内容となっており、ぜひ最初に読んで欲しい1冊です。
第1部 配色の準備
7日間でマスターする配色基礎講座 (DESIGN BEGINNER SERIES)の目次より
1日目 配色する前に
2日目 配色のツール<三属性・五役色>
第2部 配色の実践
3日目 引き立てる型1
4日目 引き立てる型2
5日目 なじませる型
6日目 イメージづくり
7日目 イメージマップ
新人デザイナーのための色彩デザイン・配色のルールを学べる本
新人デザイナー向けに書かれた色彩デザインの超基本書籍。
実際の事例をよりよくする修正事例ということで、ビフォーアフター形式で解説されているので、色の使い方による効果が分かりやすい本です。
配色アイデア手帖 めくって見つける新しいデザインの本[完全保存版]
とにかく豊富な配色見本がたっぷり詰まった辞典的な本。
ペラペラめくるだけでも楽しいですし、和風・トロピカルフルーツ・ガールズパーティなど、イメージから配色を見つけることができて便利です。
常に手元においておいて、デザインの配色バリーエションを作る際のアイデア帳として使うのもオススメです。
全127項目のテーマと合計3175選の配色数。 配色見本がたっぷり詰まった完全保存版!
配色アイデア手帖 めくって見つける新しいデザインの本[完全保存版]より
全テーマ見開き完結で読みやすく、本のサイズがコンパクトだから作業の邪魔にならない!
文章・写真・デザイン・パターン・イラストからイメージが膨らむ。アイデアがひらめく!
デザインからビジネス、趣味、実用とあらゆる利用シーンですぐに役立つ!
雑誌を眺めるような感覚で配色が楽しめる。 色が大好きな人のための本!
A・F・T色彩検定公式テキスト3級編
色彩検定の公式テキストです。
デザイナーとして仕事をする上で資格は必要ないですが、試験があるということで学習のモチベーションにするのはオススメです。
また色の知識に関する客観的な評価の指標にもなりますし、色彩の心理的効果などを体系的に学ぶことでデザインのプレゼンにも説得力を出すことができます。
基本知識を身につけたら実践あるのみ
グラフィックデザインでもWEBデザインでも基本書を読んで基本知識を身につけたら、あとは実践あるのみ。
自分がいいなぁと思うデザインの配色を参考にしたりしながら、実際のデザインをどんどんこなしてみてください。
そして、またしばらくして今回紹介したような基本書を読み返すと、新たな発見があったり、理論と感覚がバチッとはまったりするのでオススメです。