デザインを仕事したいけど、どんな職業の人と関わりがあるのだろう?どんな職種のことを知っておけば良いのかな?
そんな人のためにこの記事では、商業デザイナー(主にグラフィックデザイン・WEBデザイン)として仕事をする上で関わりの深い、知っておくべき職業をご紹介します。
関連する職業の役割を把握しておくことで、デザイナーとしての自分の役割が明確になり、仕事をスムーズに進めることができます。
また独立してフリーランスとして仕事をする場合は、自分がその役割を兼任することも多く、スキルが高ければ「強み」となります。
なおグラフィックデザイナー、WEBデザイナー、プロダクトデザイナーなど、様々な種類のデザイナー職の仕事内容については、デザイナーの種類と仕事内容とは?|グラフィック・WEB・プロダクトデザインなどの様々なデザイナー職を理解しよう。で説明していますので、参考にしてください。
デザイナーの種類と仕事内容とは?|グラフィック・WEB・プロダクトデザインなどの様々なデザイナー職を理解しよう。
それでは、デザイナーと関わりのある職種について見ていきましょう。
\関連記事もチェック/
「デザイナーの仕事を理解する」記事一覧へ
デザイナーと関わりのある様々な職種
商業デザインの仕事では、非常に多くの職業の方たちと関わりを持ちます。また、これらの職業は仕事の規模や自分のスキルによっては、デザイナー自身が兼任する場合もあります。
よく理解しておくと、フリーランスとして独立した場合にも役立つでしょう。
フリーランスデザイナーの独立・起業方法マニュアル〜個人で集客して稼げるデザイナーになる方法・10ステップ〜
それでは順番にみていきましょう。
企業の経営者・個人事業のオーナー(クライアント)
デザイナーは経営者オーナーなど、企業の意思決定者と直接話をする場合も多くあります。特に独立してデザイナーをしている場合は必ず、その機会があるでしょう。
仕事上では、間に人が入らず最高意思決定者と直接やりとりできることで、正確なコミュケーションが取れるため、できれば直接関わりたい相手になります。
また、営業などを間に挟んで間接的には必ず関わる人たちです。必ず頭の中に思い浮かべながら仕事をしたい相手です。
企業の広告・宣伝・広報担当者(クライアント)
一定規模以上の企業になると、企業のトップと直接やりとりできる機会は減り、担当者とコミュケーションを取ることが多くなります。
この場合に注意しておきたいのは、最高意思決定者が誰なのか、そしてどのタイミングで最高意思決定者に確認をするのかを明確にしておくことです。
できるだけ早い段階で意思決定者の確認を取らないと、最終確認で一からやり直しなど、どんでん返しを食らう場合があります。
デザイナーが苦労する部分でもあるので、デザインを仕事にする苦労とデメリットとは?|スキルアップで克服して、一歩上のデザイナーになろうの記事も参考にしてみてください。
デザインを仕事にする苦労とデメリットとは?|スキルアップで克服して、一歩上のデザイナーになろう
自社の営業職
広告代理店や制作会社、印刷会社ので勤務している場合は、営業担当者を介して仕事を行うことが多いです。
直接クライアントと話をするのは営業職ですので、いかに知りたい情報をヒヤリングしてきてもらうかが大事になります。
日頃から仕事に進め方についてコミュニケーションを取ることが重要です。
プロデューサー・プランナー
大きな仕事になると、営業が受注した仕事の企画・予算管理などをプロデューサー・プランナーなどの職種が行う場合があります。
デザイナーは指示に従って「デザイン」部分を担当することになります。
このようなクラインアントと直接関わる職種の人とのコミュニケーションは非常に重要です。
アートディレクター
デザイナーが兼ねる場合も多いですがデザインの方向性や、デザインクオリティのチェックを担う「アートディレクター」という職種が存在します。
アートディレクターは、デザイナーや下記に紹介する他のクリエイティブ関連職を束ねて、イメージを具体化させてデザインを完成させていきます。
デザイナーとしての実務経験が豊富で、かつ関連職などにも精通した人がなるのが一般的な職業です。
フォトグラファー・商業カメラマン
デザインワークに必要な写真を撮影する職業です。商品などのモノであったり、タレントやモデルなどの人であったり、風景であったり、得意分野を持っている場合が多い職業。
アートディレクターやデザイナーが、必要に応じて作風や得意分野を考慮して発注します。
イラストレーター
デザインに使用するイラストを書く職業です。人物のカットなどはもちろん、図解イラストなどを書く場合もあります。
イラストが得意なデザイナーは、自分で書く場合もありますが、求められるテイストに応じて発注するのが一般的です。
コピーライター
キャッチコピーやボディコピーなど「文字」を考える職業です。広告コピーやテレビCMのコピーなど、印象に残る言葉を生み出します。
こちらも必要に応じて、得意分野や実績を考慮して発注します。
小さな規模の仕事ではデザイナーがかねる場合もあるので、コピーライティングの基本は抑えておきたいですね。
印刷会社の営業職
グラフィックデザインの場合、最終のアウトプットが印刷になる場合が多いです。
使用する紙や加工なども考慮して見積もりを出してもらったり、納期の相談をする相手として関わることが多い職業になります。
印刷機のオペレーター
実際に印刷機を動かす、インクの調整や印刷位置の調整を行う職人的な職業です。
デザイナーは、印刷に立ち会って「色」を確認しながら、最終の品質をチェックする時に関わる場合が多いです。
デザイナーと関わりのある職業についてのまとめ
デザイナーが関わる職業は、今回紹介したものが全てではなく、本当の多くの職業の方と関わることがあります。
より良いデザインをするために、関連する職業の「役割」を把握して、敬意を持って仕事をすることで成功する確率が高くなるでしょう。またそれにより、デザイナーとしての自分の役割も明確になります。
またクリエイティブ関連職について、フリーランスとして活動する場合に「兼任」できると強みになる場合も多いので、興味があればスキルを磨くことも考えてみましょう。
\関連記事もチェック/
「デザイナーの仕事を理解する」記事一覧へ