フリーランスをしていると、見積書・請求書の作成から、日々の経理・確定申告まで、事務作業が大変だ。
もっとデザインやプログラミングにかける時間が欲しい!
また、これからフリーランスとして独立するけど、会計とか確定申告をどうしよう!
そんな悩みのあるフリーランス向けにこの記事を書きました。
フリーランスとして独立・起業すると、デザインやプラグラミングなどの作業以外にも多くの事務作業が発生します。
特に見積書発行から、納品後の請求書発行までの売上に関する作業や、日々発生する経費の処理などの会計作業は、毎年ある確定申告を行うために必須の作業です。
またこれらの作業は手作業で行うと大変な労力が必要になります。
しかし、近年フリーランス・個人事業主が増加したことにより成長してきたWEB・クラウド系サービスを利用することで、かなり効率化することができます。
独立した時点でこれらのサービスの利用を開始しておくと、その年の確定申告から悩まなくて済むので、必ず利用することをオススメします。
フリーランスデザイナーの独立・起業マニュアル〜個人で稼げるデザイナーになる方法・10ステップ〜
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まず知っておきたい会計・確定申告の基礎知識
フリーランスのデザイナーやエンジニアとして独立・起業する場合「経営者」になるわけですから、一通りの会計・税金・節税などの知識を持っておくことは必須です。
クライアントと請求関係でお金の話をすることも多いですし、何よりも自分で収支をつけて会計・決算をしなければならないからです。
そういう意味でもまずシンプルで分かりやすい書籍をざっと読んでおくことをオススメします。
次の本がオススメなので、ぜひ手に取ってみてください。
確定申告・節税のおすすめ本・書籍まとめ(フリーランスデザイナー向け)の記事でオススメな理由を解説しています。
確定申告・節税のおすすめ本・書籍まとめ(フリーランスデザイナー向け)
クラウド会計ソフトを活用する
そして日々の経理・会計作業から確定申告までを大きく効率化してくれるのがクラウド会計ソフトです。
クラウド会計ソフトだけはフリーランスとして仕事をするなら、必ず利用しておくべきです。
クラウド会計ソフトで現在シェアが大きく代表的なのはfreeeとMFクラウドの2つ。
どちらを使っても全く問題ないのですが、それぞれ特徴があるのでクラウド会計・確定申告ソフトの選び方(代表的なクラウド会計ソフトfreee・MFクラウド会計の特徴・おすすめポイントと比較)の記事で詳しく説明しているので読んでみてください。
クラウド会計・確定申告ソフトの選び方(代表的なクラウド会計ソフトfreee・MFクラウド会計の特徴・おすすめポイントと比較)
クラウド会計ソフトは代表的なものを使うのが一番です。
理由は利用者が多いとサポートも充実していますし、ちょっと調べたいことが合った場合に検索するとすぐ解決するからです。
またサービスが終了するリスクも小さくなりますよね。
クラウド請求書作成ソフトを活用する
また仕事を受注するときに必ず作成する見積書・納品書・請求書などを簡単に作成・管理できて、しかもクラウド会計ソフトにも連動できる「請求書作成ソフト」も活用しましょう。
イラストレーターやエクセルなどの使い慣れたアプケーションで自作しているデザイナーも多いですが、クラウド請求書作成ソフトを利用するだけで本当に楽になります。
検索も簡単ですし複製も簡単。
何よりもクラウド会計ソフトと連動することで、会計ソフトへの売上入力なども必要なくなります。
請求書などを作る自分の時間を時給換算してみましょう。クラウド請求ソフトにお金をかけた方がが実質コストが少なくなるはずです。
代表的なクラウド請求書ソフトは、クラウド会計ソフトfreee付属のもの、MFクラウド請求書、Misocaの3つです。
まずクラウド会計ソフトfreeeには請求書作成機能が付属しています。
またクラウド会計ソフトにMFクラウドを使うならMFクラウド請求書が使いやすいです。
Misocaは弥生のクラウド確定申告ソフトを販売している弥生株式会社のソフトです。
クラウド会計では主流でなないですが、中小企業などのパソコンインストール型会計ソフトとしてシェアの高い弥生会計を利用していた方には使いやすいかもしれません。
請求書作成ソフトのポイントはフリーランスの請求書作成ソフトの選び方。おすすめはクラウド会計と連動できること。の記事にまとめているので参考にしてください。
フリーランスの請求書作成ソフトの選び方。おすすめはクラウド会計と連動できること。
クレジットカードを作っておく
そして、クラウド会計ソフトを効率的に活用するためには「クレジットカード」が不可欠です。
クラウド会計ソフトはクレジットカードと利用履歴と連携できるので、消耗品や交通費はもちろん本やAdobeCCなどのデザインソフトのサブスクリプションサービスをクレジットカード払いにしておくと、会計ソフトへの入力の手間が省けます。
自分がよく使うポイントが貯まるカードを利用するとポイントが貯まりやすく一石二鳥です。
例えば楽天カード
などがおすすめですが、フリーランスがクレジットカードをビジネスに活用すべき理由(おすすめカードまとめ)の記事も参考にしてみてください。
フリーランスがクレジットカードをビジネスに活用すべき理由(おすすめカードまとめ)
専用の銀行口座を作っておく
また日々の売上が入金されたり、経費の支払いを行うための専用の銀行口座を作っておくと、これもクラウド会計ソフトに連動できるので経理が楽になります。
ポイントは事業専用の口座にすること。
プライベートの口座と一緒にしてしまうと、クラウド会計と連動させた際にプライベート分を取り除く作業が発生するので手間がかかります。
銀行口座については、フリーランス・個人事業主の銀行口座の作り方・ポイント(おすすめな銀行口座・オンラインバンク)の記事を参考にしてください。
フリーランス・個人事業主の銀行口座の作り方・ポイント(おすすめな銀行口座・オンラインバンク)
フリーランスは事務作業を徹底的に効率化しよう
この記事でこれまで紹介したきたやり方をすべて行うと、日々の経理作業はほぼ自動になります。
すべての業務を一人で行うフリーランスデザイナーは、デザイン制作作業に使う時間を多く確保するために、事務作業は徹底的に効率化しましょう。
当然クラウド会計ソフトなどの利用料は経費になりますし、事務作業のために人を雇うことを考えるとコストもリスクも少なくて済みます。
なお、確定申告には1年分の会計処理をする必要があるので、まとめてするのは大変。
今からすべての事務作業を会計ソフト連動させておくことで、確定申告時に慌てる必要がなくなりますよ。
ちなみに、freeeもMFクラウドも無料登録することで、機能の制限はありますが使用感を試すことができます。
少し触ってみて、自分に合うと思った方を利用すれば良いでしょう。
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