社会人生活も板についてきた20代後半。自分の仕事についてあらためて考えたりする年代ですよね。その中で「デザインを仕事にしてみたい!」。でも、「今さら未経験からデザイナーになれるの?」と不安に思っている方のためにこの記事を書きました。
20代後半の社会人・主婦の方がデザイナーを目指すには、就職・転職するという観点から見ると、20代前半よりは難しくなります。しかし不可能ではありません。
学び方としては、時間的・経済的な状況により、大学・専門学校で学び直しすることは難しく、仕事をしながら並行して勉強する必要がある場合が多いはずです。
そこで、20代後半の社会人・主婦が、未経験からデザイナーになる場合の代表的な選択肢は下記の通りです。
- 仕事をしながら民間スクールに通う
- 仕事しながら独学で学び始める
- デザイン関連業界の別職種に就職(パート含む)・転職して独学する
なお、20代後半の社会人・主婦の人以外でデザイナーを目指したい方は、デザイナーになる方法。職業・環境・年齢別にデザインを仕事にする最適な手順。を参考にして見てください。
自分に合った方法が見つかると思います。
参考: デザイナーになる方法。職業・環境・年齢別にデザインを仕事にする最適な手順。
そして学んだ先の仕事ですが、就職・転職して雇用されるという感覚だけでなく、始めから独立して個人事業主・フリーランスとしての働き方も、選択肢として検討しておくべきでしょう。
20代後半といえば、社会人としてある程後の経験を積んでいるはずです。自分の強みのある業界・職種と掛け合わせて、デザインの勉強をしつつ、実績を作っていきましょう。
例えば次のようなことです。
- アパレル店員が、アパレルショップの販促ツールに特化したデザイナーになる
- IT企業の営業が、IT企業の営業ツールに特化したデザイナーになる
- 美容師が美容・サロンに特化したデザイナーになる
業界や分野に特化したコンサルティングもしながら、デザインを問題解決にするようなデザイナーを目指してください。そうすることができれば、デザインしかしたことがないデザイナーより信頼されるデザイナーを目指すことができます。
独立するデザイナー向けに書いた記事ですが、独立したフリーランスデザイナーが集客する戦略。選択と集中でオンリーワンの専門家を目指そう。の記事を読んでみてください。参考になるはずです。
独立したフリーランスデザイナーが集客する戦略。選択と集中でオンリーワンの専門家を目指そう。
とはいえ、まずはスタートを切ることが大切です。具体的に学び方をみていきましょう。
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仕事をしながら民間スクールに通う
仕事(主婦を含む)しながら民間スクールに通うべき人は、次のような人です。
- 自宅で独学するのが難しい
- 経済的に余裕がある
自宅で独学するのが難しい
何らかの理由で自宅で学習するのが難しい場合は、民間デザインスクールをおすすめします。自宅では集中できない環境にあるとか、一人で継続的に学習する自信がないなどの理由がこれに当たります。
民間スクールのメリットは、同じ環境で学ぶ人がいることや、カリキュラムがあるので、学習が周り道にならないということです。少しでも効率的に学ぶには、多少お金がかかっても基礎はスクールで学ぶと進歩は早くなります。
経済的に余裕がある
もし現時点で経済的に余裕があるのなら、効率的な学習のために民間スクールを利用してみましょう。独身で稼いだお金は自由に使える場合などは、ぜひ自分に投資してみましょう。
特にデザインソフトの使い方などは、手探りで独学するよりも効率的に身につけられるはずです。デザインに利用するadobe(アドビ)のIllustorar(イラストレーター)やPhotoshop(フォトショップ)が、お得に購入できる講座などもありますので、うまく利用しましょう。
参考: Adobe CC(Illustrator・Photoshop)プロ標準のデザインソフトをお得に買う方法。
民間のデザインスクールは、通学型や通信型、オンラインスクールなど、本当に多彩です。都心にいても、地方にいても選択肢はあると思いますので、チェックして見てください。
民間スクールの具体的な情報の集め方・手順は、デザイン系の民間スクールで学ぶ方法・手順で書いていますので参考にしてください。
仕事しながら独学で学び始める
仕事しながら独学で学ぶべき人は、次のような人です。
- 自分で学ぶ時間を作る根気がある
- デザインの仕事に興味があるが、やってみないと分からない
自分で学ぶ時間を作る根気がある
もし書籍などを参考に、自分で時間を取って勉強する自信がある場合は、独学も選択肢のひとつです。ただし、勉強の方向性が合っているのかなどが確認できないデメリットなどもあります。
なお、当サイトでは独学でデザインを学ぶ方法・手順とメリット・デメリットという記事で、独学方法を解説していますので、参考にしてみてください。
また、Adobe(アドビ)のIllustrator(イラストレーター)やPhotoshop(フォトショップ)など、デザインソフトへの投資が必要なことも知っておきましょう。
民間スクールに入るとこれらのソフトが付属してくる場合もあるので、ソフトの操作だけを安価なスクールで学び、デザインの知識は独学する方法もおすすめです。
参考: Adobe CC(Illustrator・Photoshop)プロ標準のデザインソフトをお得に買う方法。
デザインをするにあたり、道具が使えることは必須ですからね。大工さんがノコギリを使えないのでは話にならないのと一緒です。
時と場合に応じて、様々な学習方法を検討してみましょう。
参考: おすすめのデザイン関連本
デザインの仕事に興味があるが、やってみないと分からない
もし、デザインに対する興味が曖昧ならば、独学でデザインをやってみましょう。進めていくことで、本当に興味があるのか、そうでもないのかが分かってくるはずです。
せっかく少しでも興味を持ったのですから、手をつけないことは自分の可能性を狭めかねません。デザイン本1冊は1,500円〜3,000円くらいです。興味が持てそうなものから、自分に投資してみましょう。
デザインを独学するには、入門書から読み始めるのが良いでしょう。学習する内容は大きく分けて、普遍的なデザインの知識・技術のこと、デザインを形にする道具(アプリケーション)の使い方の2つに分けられます。
参考:
デザインの考え方が学べる入門書(おすすめ本・書籍まとめ)
デザインのセオリー・基礎が学べる入門書(おすすめ本・書籍まとめ)
デザインソフト(Illustrator・Photoshop)を学ぶための入門書。(おすすめの本・書籍まとめ)
具体的には、独学でデザインを学ぶ方法・手順とメリット・デメリットに書いていますので、参考にしてください。
デザイン関連業界の別職種に就職(パート含む)・転職して独学する
もし就職(パート含む)・転職が可能であれば、まずデザイン業界に飛び込んでしまうのも手です。
20代後半であれば、これまで培った経験・スキルを武器にして、未経験の業界でも就職・転職できるはずです。
ただし、デザイン未経験の場合は、デザイナー職として働くのは難しいのが現状ですので、まずは営業職や事務職などの、自分の経験が活かせる別職種からデザイン業界に入る努力をしてみましょう。
その上で、上記で書いたような民間スクールや独学を利用してスキルを習得していきましょう。
また業界に入り込んでしまえば、身近にデザイナー職の人がいるはずですから、仲良くなって色々と聞いてみても良いですね。デザイナー職になるには少し遠回りかも知れませんが、一つの選択肢にはなります。
社会人経験を強みにしたデザイナーを目指そう
このページでは、社会人・主婦(20代後半)が未経験からデザイナーになる方法・手順を書きました。
ポイントは社会人として数年間頑張ってきた経験・スキルを活かしながら、デザインスキルと掛け合わせることです。
まずは経験ある職種でデザイン関連業界に入り込むもよし、デザインスキルを習得した上で得意分野に特化したデザイナーとして独立を目指すのもよしです。
ちなみに、どんな状況なのかに関わらず、デザイン系大学・専門学校や民間スクールの資料を取り寄せてみてください。
資料を取り寄せる方法は、デザイン系大学・専門学校で学ぶ方法・手順とメリット・デメリットの記事と、デザイン系の民間スクールで学ぶ方法・手順を参考にしてみてください。
デザイン系大学・専門学校で学ぶ方法・手順とメリット・デメリット
その学校の卒業生がデザインの仕事のことや魅力を語っていたりしますし、どんなことを学ぶ必要があるのかなど、色々な情報が手に入ります。デザイナーという職業について、より理解するきっかけとなり、スムーズな独学を手助けしてくれる資料になるはずです。
無料でできることです。目標に向かって、できることは何でもやってみましょう。
なお、社会人・主婦(20代前半)の人以外でデザイナーを目指したい方は、デザイナーになる方法。職業・環境・年齢別にデザインを仕事にする最適な手順。を参考にしてみてくださいね。自分に合った方法が見つかると思います。
デザイナーになる方法。職業・環境・年齢別にデザインを仕事にする最適な手順。
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