社会人になって10年近く過ぎ、あらためて自分のやりたいことを整理して「デザイナーになりたい!」と思い、でも「今さら専門職であるデザイナーに未経験からなれるのかなぁ・・・」と悩んでいる。
そんな人に向けてこの記事を書いています。
結論からいうとデザイナーになることは可能です。ただ、30代以降の社会人・主婦がデザイナーを目指すのなら、一般的な方法ではハードルが高くなります。
20代後半の場合以上に、自分の強みのある業界・職種と掛け合わせて、デザインの勉強をしつつ、実績を作る必要があります。
また、デザイン業界に就職・転職するというよりは、初めから、独立・フリーランスも視野に入れた方が良いでしょう。
自分が現在いる業界や得意分野に特化したデザイナーを目指すことが、デザイナーになるための最短経路になるはずです。
例えば次のようなことです。
- アパレル店員が、アパレルショップの販促ツールに特化したデザイナーになる
- IT企業の営業が、IT企業の営業ツールに特化したデザイナーになる
- 美容師が美容・サロンに特化したデザイナーになる
独立するデザイナー向けに書いた、独立したフリーランスデザイナーが集客する戦略。選択と集中でオンリーワンの専門家を目指そう。という記事が参考になるとはずなので、読んでみてください。
独立したフリーランスデザイナーが集客する戦略。選択と集中でオンリーワンの専門家を目指そう。
とはいえ、まずはデザインのことを学ばなければなりません。そこで、30代以上の社会人・主婦がデザインを学ぶための代表的な選択肢は下記の通りです。
- 仕事をしながら民間スクールに通う
- 仕事しながら独学で学び始める
- デザイン関連業界の別職種に就職(パート含む)・転職して独学する
それでは詳しく書いて行きます。
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仕事をしながら民間スクールに通う
仕事(主婦を含む)しながら民間スクールに通うべき人は、次のような人です。
- 自宅で独学するのが難しい
- 経済的に余裕がある
自宅で独学するのが難しい
何らかの理由で自宅で学習するのが難しい場合は、民間デザインスクールをおすすめします。自宅では集中できない環境にあるとか、一人で継続的に学習する自信がないなどの理由がこれに当たります。
民間スクールのメリットは、同じ環境で学ぶ人がいることや、カリキュラムがあるので、学習が周り道にならないということです。少しでも効率的に学ぶには、多少お金がかかっても基礎はスクールで学ぶと進歩は早くなります。
経済的に余裕がある
もし現時点で経済的に余裕があるのなら、効率的な学習のために民間スクールを利用してみましょう。現在独身で稼いだお金は自由に使える場合などは、ぜひ自分に投資してみましょう。
特にデザインソフトの使い方などは、手探りで独学するよりも効率的に身につけられるはずです。
デザインに利用するadobe(アドビ)のIllustorar(イラストレーター)やPhotoshop(フォトショップ)が、お得に購入できる講座などもありますので、うまく利用しましょう。
参考: Adobe CC(Illustrator・Photoshop)プロ標準のデザインソフトをお得に買う方法。
民間のデザインスクールは、通学型や通信型、オンラインスクールなど、本当に多彩です。都心にいても、地方にいても選択肢はあると思いますので、チェックして見てください。
民間スクールの具体的な情報の集め方・手順は、デザイン系の民間スクールで学ぶ方法・手順で書いていますので参考にしてください。
仕事しながら独学で学び始める
仕事しながら独学で学ぶべき人は、次のような人です。
- 自分で学ぶ時間を作る根気がある
- デザインの仕事に興味があるが、やってみないと分からない
自分で学ぶ時間を作る根気がある
もし書籍などを参考に、自分で時間を取って勉強する自信がある場合は、独学も選択肢のひとつです。ただし、勉強の方向性が合っているのかなどが確認できないデメリットなどもあります。
なお、当サイトでは独学でデザインを学ぶ方法・手順とメリット・デメリットという記事で、独学方法を解説していますので、参考にしてみてください。
また、Adobe(アドビ)のIllustrator(イラストレーター)やPhotoshop(フォトショップ)など、デザインソフトへの投資が必要なことも知っておきましょう。
民間スクールに入るとこれらのソフトが付属してくる場合もあるので、ソフトの操作だけを安価なスクールで学び、デザインの知識は独学する方法もおすすめです。
参考: Adobe CC(Illustrator・Photoshop)プロ標準のデザインソフトをお得に買う方法。
デザインをするにあたり、道具が使えることは必須ですからね。大工さんがノコギリを使えないのでは話にならないのと一緒です。時と場合に応じて、様々な学習方法を検討してみましょう。
参考: おすすめのデザイン関連本
デザインの仕事に興味があるが、やってみないと分からない
もし、デザインに対する興味が曖昧ならば、独学でデザインをやってみましょう。進めていくことで、本当に興味があるのか、そうでもないのかが分かってくるはずです。
せっかく少しでも興味を持ったのですから、手をつけないことは自分の可能性を狭めかねません。デザイン本1冊は1,500円〜3,000円くらいです。興味が持てそうなものから、自分に投資してみましょう。
デザインを独学するには、入門書から読み始めるのが良いでしょう。学習する内容は大きく分けて、普遍的なデザインの知識・技術のこと、デザインを形にする道具(アプリケーション)の使い方の2つに分けられます。
参考:
デザインの考え方が学べる入門書(おすすめ本・書籍まとめ)
デザインのセオリー・基礎が学べる入門書(おすすめ本・書籍まとめ)
デザインソフト(Illustrator・Photoshop)を学ぶための入門書。(おすすめの本・書籍まとめ)
具体的には、独学でデザインを学ぶ方法・手順とメリット・デメリットに書いていますので、参考にしてください。
デザイン関連業界の別職種に就職(パート含む)・転職して独学する
もし就職(パート含む)・転職が可能であれば、まずデザイン業界に飛び込んでしまうのも手です。
30代以降であれば、これまで培った経験・スキルを武器にして、同一職種であれば未経験の業界でも就職・転職できる可能性はあります。
ただし、転職後にデザイナー職につける可能性は低いのが現状だと思いますので、業界を知るという意味での転職になる可能性が高いことは知っておきましょう。そしてその上で、上記で書いたような民間スクールや独学を利用してスキルを習得していきましょう。
また業界に入り込んでしまえば、身近にデザイナー職の人がいるはずですから、仲良くなって色々と聞いてみても良いですね。最終的にデザイナー職になるには、独立して個人事業・フリーランスになる必要も出てくると思いますので、少し遠回りかも知れませんが、一つの選択肢にはなるでしょう。
下記で紹介する記事はデザイナー職の転職向けですが、一般の転職サイトや転職エージェントの活用についても書いています。
登録も無料なので、活用してみる価値はあるはずです。
これまでのキャリアを武器にしたデザイナーになろう
このページでは、社会人・主婦(30代以降)が未経験からデザイナーになる方法・手順を書きました。
ポイントは社会人として長年頑張ってきた経験・スキルを活かしながら、デザインスキルと掛け合わせることです。デザインスキルを習得した上で得意分野に特化したデザイナーとして独立を目指すのが、最短距離だと思います。
他業界の経験があるデザイナーといういうのは本当に強みになります。ここは頑張って奮起して、ぜひ唯一無二のデザイナーを目指してみましょう。
ちなみに、どんな状況なのかに関わらず、デザイン系大学・専門学校や民間スクールの資料を取り寄せてみてください。
資料を取り寄せる方法は、デザイン系大学・専門学校で学ぶ方法・手順とメリット・デメリットの記事と、デザイン系の民間スクールで学ぶ方法・手順を参考にしてみてください。
デザイン系大学・専門学校で学ぶ方法・手順とメリット・デメリット
その学校の卒業生がデザインの仕事のことや魅力を語っていたりしますし、どんなことを学ぶ必要があるのかなど、色々な情報が手に入ります。デザイナーという職業について、より理解するきっかけとなり、スムーズな独学を手助けしてくれる資料になると思います。
無料でできることです。目標に向かって、できることは何でもやってみましょう。
なお、社会人・主婦(30代以降)の人以外でデザイナーを目指したい方は、デザイナーになる方法。職業・環境・年齢別にデザインを仕事にする最適な手順。を参考にしてみてくださいね。自分に合った方法が見つかると思います。
デザイナーになる方法。職業・環境・年齢別にデザインを仕事にする最適な手順。
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